ご挨拶 | 医療法人伸裕会 渡辺病院

相馬郡新地町渡辺病院ご挨拶

ご挨拶

 

 早いもので当院がこの新地に開業してから5回目の春を迎えようとしている平成31年の春。
震災以降、一時、人口が300人近く減少しましたが、ここ数年は徐々に戻り始め、復興の槌音は新地駅前の施設の建設を始めとして町の至る所から聞こえて参ります。地域の皆様の復興に掛ける熱意と努力を陰から支えるのは、私たち医療人の務めだと思っております。


 ここ相双地区は、医師数も看護師数も全国平均を大幅に下回っております。しかし地域の安全を高める救急医療体制の構築は国を挙げての急務であり、当院も出来る範囲で救急医療に対応いたしております。皆さんご存知の通り、我が国はこれまで世界でも類を見ないほどの超高齢化社会に突入いたしました。当院が目指すのは病院と病院の連携、病院と診療所との連携を強固にし、超高齢化社会の抱える問題と真正面から取り組むことだと考えます。そのために当院は平成30年10月から「地域包括ケア病棟」を開設いたしました。患者様ばかりでなく、看護をされているご家族様のニーズにも応えられる病棟としてご利用頂きたいと思います。


 このように地域において切れ目なく医療を受けることが出来る体制作りが、私たちの果たすべき使命であると考えております。人的資源の少ない当地において職員一人一人が「この病院で働けて良かった」と思えるような病院に成長するよう、私も理事長として努めたいと思います。今後とも地域の皆様のご支援とご協力を心よりお願いいたします。

 

医療法人伸裕会
渡辺病院 理事長 渡辺泰章相馬郡新地町渡辺病院から新地と駒ケ嶺風景